デイサービスのレクリエーションで盛り上がる!楽しい時間を引き出す秘訣とは
- 株式会社アゲイン
- 11 分前
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▶︎1. デイサービスにおけるレクリエーションとは

1.1 レクリエーションの役割と目的
デイサービスでは、日々の過ごし方がそのまま生活の質につながります。
そこで大きな役割を果たすのがレクリエーションです。
単なる「遊び」や「時間つぶし」ではなく、心身の健康維持や社会参加を促すための大切な時間です。
レクリエーションには主に次のような目的があります。
身体機能の維持・向上
認知症の進行予防
感情表現や自己肯定感の促進
利用者同士のコミュニケーション機会の確保
特に、高齢者にとって「笑う」「話す」「集中する」といった時間は、心のリフレッシュにつながります。
また、家庭ではなかなか体験できないような集団活動を楽しめるのも、デイサービスならではの特徴です。
1.2 デイサービスで求められる理由
では、なぜデイサービスでレクリエーションが重視されるのでしょうか?
理由は大きく分けて3つあります。
生活にメリハリをつけるため
単調になりがちな日々の中で、レクリエーションがあることで「今日は何をするのか」といったワクワク感が生まれます。
心身機能の低下を予防するため
体を動かす、頭を使う、手を動かすといった活動が、筋力や認知機能の維持に役立ちます。
人との関わりを持つため
一人ひとりが役割を持って参加することで、孤独感や閉塞感の軽減にもつながります。
特に認知症予防の観点からも、専門家の中では「レクリエーション=非薬物的な予防介入」として位置づけられています。
1.3 高齢者に与える具体的なメリット
レクリエーションのメリットは数え切れませんが、特に実感されやすいものを3つにまとめてみました。
笑顔が増える
昔懐かしい音楽や、みんなで楽しむゲームを通じて、自然と笑顔があふれる時間が生まれます。
自信がつく
「できた!」「上手に作れた!」という達成感が、自己肯定感につながります。小さな成功体験の積み重ねが、前向きな気持ちを支えてくれます。
リズムある生活になる
午前・午後の活動として定期的に組み込まれることで、生活にリズムができ、昼夜逆転などの予防にもなります。
たとえば、午後のレクリエーションに体操を取り入れると、血流が良くなって夜の睡眠がスムーズになるという報告もあります。
レクリエーションは、利用者の心と体の元気を支える「生活の一部」になっているんです。
▶︎2. デイサービスで人気の身体を動かすレクリエーション

2.1 軽運動・体操系の特徴と注意点
デイサービスで人気のレクリエーションといえば、体を動かす活動です。
体操や軽いストレッチは、日常動作の維持に直結するため、多くの施設で定番になっています。
主な特徴は次の通りです。
椅子に座ったままできる動作が多く、安全性が高い
音楽に合わせることでリズム感や楽しさをプラスできる
全身運動から指先体操まで幅広く対応できる
特に高齢者にとっては「立ち上がる」「腕を上げる」「足を踏み出す」など、基本動作を保つことが大事です。軽運動は、まさにそのための手段として有効です。
ただし、安全に行うための注意点もあります。
無理をさせない:可動域や体力に差があるため、個人の状態に応じて調整が必要です。
呼吸を意識する:高齢者は息を止めがちなので、「息を吐きながら動く」指導を忘れないようにしましょう。
急な立ち上がりに注意:立位で行う運動では、ふらつきや立ちくらみを防ぐために支えが必須です。
音楽体操や棒体操などは、歌いながらできるので一体感が生まれやすく、場の雰囲気も和やかになります。
ただ体を動かすだけでなく、「できた」「楽しかった」を引き出すことが大切なんです。
2.2 転倒予防につながるレクリエーション例
高齢者の生活で常にリスクとなるのが「転倒」です。
そのため、デイサービスでは転倒予防を意識したレクリエーションが多く取り入れられています。
代表的な取り組み例を挙げると、以下のような活動があります。
足踏み体操:イスに座ったまま行う足踏み。下肢の筋力維持と血行促進に効果あり。
ボール運動:ゴムボールを足で挟む・転がすなど、遊び感覚で体幹が鍛えられます。
平均台ウォーク(模擬):床にテープを貼り、バランス感覚を養う歩行訓練が可能です。
こういったレクリエーションは、ただの運動とは異なり、ゲーム感覚で取り組めるよう工夫されています。
また、こんなシーンを想像してみてください。
お昼ご飯のあと、少し眠気が出てきた午後の時間帯。足踏みやリズム体操を取り入れることで、自然と体が目覚めて活力が出てきます。転倒予防だけでなく、生活の中で「動くきっかけ」をつくる役割も果たしているんです。
2.3 実施時によくある失敗とその対策
身体を動かすレクリエーションには多くのメリットがありますが、現場ではこんな失敗もよく見られます。
参加者のやる気が出ない
→「体を動かすのが怖い」「疲れそう」と感じる方もいます。そういうときは、まず手指の運動や笑いを交えた簡単なゲームから導入すると効果的です。
動きが難しすぎてついていけない
→年齢や疾患によって動作範囲はさまざまです。一斉指導ではなく、個別の声がけや「見本を見せる」ことで参加のハードルを下げましょう。
無理に動かしてケガにつながる
→「頑張りすぎた」「支えが足りなかった」などの理由で、筋肉痛や転倒リスクが高まることもあります。職員がそばで見守る、転倒防止マットを敷くといった配慮が必要です。
失敗を防ぐためには、以下のような工夫が役立ちます。
活動前にストレッチを取り入れる
「できる範囲でOK」と声かけを忘れない
短時間で区切って集中力を切らさない
大切なのは、利用者が「やってよかった」と感じる体験にすることです。
▶︎3. デイサービスで脳を刺激するレクリエーション

3.1 脳トレ・記憶ゲームの効果と選び方
デイサービスでは、体を動かすレクリエーションと並んで、脳の働きを活性化させるレクリエーションも重要な位置づけです。なかでも人気があるのが「脳トレ」や「記憶ゲーム」といった頭を使う活動です。
これらの活動には次のような効果があります。
認知機能の維持・低下予防
注意力や集中力の向上
成功体験による自信の回復
感情の安定やストレス軽減
たとえば、10分間の漢字しりとりや、間違い探し、計算ドリルなどは、特別な道具がいらず、すぐに始められるのも魅力です。
選び方で大事なのは、以下のポイントです。
難易度の調整ができるもの(できたという達成感が得られる)
一人でも集団でも取り組める内容(孤立を防げる)
視覚・聴覚を使うもの(感覚刺激が多いほど活性化しやすい)
脳トレは「鍛える」というよりも、「刺激を与えて維持する」ためのレクリエーションと考えるのがポイントです。
3.2 会話を促すゲームでコミュニケーションを活性化
高齢になると、会話の頻度が減りがちです。そこで、デイサービスでは会話を中心に据えたレクリエーションも積極的に取り入れられています。
代表的なゲームは次のようなものがあります。
連想ゲーム:テーマから連想される言葉を順番に出していく
なぞなぞ・ことば遊び:笑いや驚きを交えながら進行できる
昔話のしりとり:記憶を呼び起こしながら会話が自然に生まれる
これらのゲームは、単に会話をするだけでなく、「他人の話を聞く」「自分の思いを伝える」といった双方向のやりとりを促す点が特徴です。
ある日常の例として、午前中の落ち着いた時間帯に「懐かしい遊びについて話しましょう」とテーマを出すと、次々に思い出が語られ、会話が止まらなくなることもあります。
会話を通じたレクリエーションは、孤独感を軽減し、人とつながる安心感を育てる効果もあるんです。
3.3 注意すべき点と工夫ポイント
脳を使うレクリエーションは多くのメリットがありますが、進行の仕方によっては逆効果になることもあります。よくある注意点を3つ挙げます。
「できない」と感じて意欲を失う
→難しすぎる問題やルールが複雑なゲームは避けましょう。できるだけ成功体験を得られる内容を選ぶことが大切です。
一部の人だけが盛り上がる
→耳が遠い方や記憶に不安がある方が孤立しないよう、全員が参加できるように促す配慮が必要です。
同じ内容の繰り返しで飽きてしまう
→内容を週ごとに変える、スタッフがオリジナルの問題を作るなど工夫を取り入れることで新鮮さが保てます。
効果的に行うための工夫としては、以下のような点が挙げられます。
名前を使ったゲームなどで、自然に覚え合える仕組みを入れる
難易度を段階的に変える
点数や景品を用意してやる気を引き出す
脳を刺激する活動は「楽しい」と感じることで、継続性も高まり、生活全体の質を上げる効果が期待できます。
▶︎4. デイサービスにおすすめの創作系レクリエーション
4.1 手芸・工作の魅力と進め方
創作系のレクリエーションは、完成する喜びや集中する楽しさが味わえる時間です。
特に手芸や工作は、手先を使いながら頭も使う活動として、多くの施設で取り入れられています。
主なメリットはこちらです。
指先を動かすことで脳を刺激
達成感を味わえる
静かな活動で集中しやすい
個人作業も集団作業もできる
進め方としては、まず「誰でも取り組める簡単な工程からスタートする」ことがポイントです。
例としては以下のような活動があります。
折り紙やちぎり絵:座ったままできて、材料も手軽に準備できます。
布を使った小物づくり:針を使わずボンドやテープで作れる内容なら安心。
紙コップアートや牛乳パック工作:廃材を使った創作で、エコの視点も取り入れられます。
完成した作品は展示することで利用者の誇りにつながり、家族との会話のきっかけにもなります。
4.2 季節感を取り入れたアイデア集
創作系レクリエーションは、季節感を取り入れることでより一層楽しさが増します。
「今だから作れる」「今飾りたい」ものを取り入れると、日々の変化を感じやすくなります。
季節ごとのアイデアを簡単にご紹介します。
春:桜のちぎり絵、てんとう虫の折り紙、こいのぼりの壁飾り
夏:風鈴づくり、朝顔の塗り絵、うちわデコレーション
秋:紅葉の貼り絵、どんぐりを使った工作、ハロウィン飾り
冬:クリスマスリース、年賀状作り、雪の結晶の切り絵
また、「敬老の日」や「文化の日」など、行事に合わせてテーマを設けると、取り組む意義も明確になって参加率が高まります。
ある施設では、完成した作品を施設内に飾る「ギャラリースペース」を設け、他の利用者からの声掛けが生まれる交流の場となっています。
創作活動を通じて、季節の移り変わりを楽しめることは、生活の充実感につながります。
4.3 道具準備や衛生面での注意点
創作活動を安全に楽しく行うためには、道具や衛生面の管理がとても重要です。特に高齢者の場合、小さなトラブルでも不安やケガにつながるリスクがあるため、注意が必要です。
よくある注意点と対策はこちらです。
細かい道具の誤飲・誤使用
→はさみやボンド、ビーズなどの小物は使用前に説明し、使い終わったらすぐに片づけましょう。
手指の消毒が徹底されない
→作業前後の手洗いやアルコール消毒を必ず行い、共有物にはこまめな拭き取りが必要です。
道具の貸し借りで感染リスクが増える
→可能であれば、道具は個別に用意し、使いまわさない運用にしましょう。
また、準備の際には以下のようなポイントも押さえておくと安心です。
洋服が汚れないようにエプロンを配る
手が不自由な方にも使いやすい道具(滑り止め付きハサミなど)を用意する
火や刃物を使う工作は職員がサポートを徹底する
安全で快適な環境を整えることで、創作活動はより安心して楽しめる時間になります。
▶︎5. デイサービスのレクリエーションを成功させるコツ
5.1 利用者の状態に応じたレクリエーション選び
レクリエーションを充実させるうえで欠かせないのが、利用者一人ひとりの状態に合わせたプログラムの選定です。年齢、体調、認知機能、好みなど、個人差が大きいため、画一的な内容では満足度が下がってしまいます。
よくある失敗とその原因を3つ挙げてみましょう。
難しすぎて参加できない
→動作やルールが複雑なものは、混乱を招きやすく意欲を失いやすくなります。
簡単すぎて物足りない
→意欲的な方には、達成感のある活動でないと途中で飽きてしまうこともあります。
興味がない内容に無理やり参加
→興味がないと表情も乏しくなり、逆にストレスになる場合があります。
これらを防ぐためには、
定期的にアンケートや対話を通じて好みや体調を把握する
難易度を数段階に分けて用意する
自由参加制を取り入れ、選択肢を与える
といった工夫が有効です。
「その人に合った内容を提供する」ことが、安心感と満足感を生み出す第一歩なんです。
5.2 盛り上がる雰囲気づくりと職員の関わり方
どれだけよい内容のレクリエーションでも、場の雰囲気が沈んでいては効果が半減します。職員の関わり方が、レクリエーションの雰囲気を左右する大きな要因となります。
盛り上がる雰囲気をつくるために意識すべきポイントは次のとおりです。
笑顔と声のトーンを大事にする
明るくハキハキした声での声かけは、利用者の気持ちを前向きにします。
リアクションを大きく
「すごい!」「上手ですね!」といった肯定的な言葉を繰り返すことで、利用者も自信が持てます。
失敗も笑いに変える余裕を持つ
うまくできなくても「こういうのもありですよね!」と場を和ませる工夫が求められます。
また、職員が一緒に参加することで「一体感」が生まれ、活動への抵抗感もぐっと減ります。
たとえば、ボール回しゲームで職員も同じように必死になって笑っていると、それを見ていた他の利用者も自然と参加しやすくなります。
雰囲気づくりは、内容以上にレクリエーションの成否を左右する重要な要素です。
5.3 マンネリ化を防ぐ工夫と継続のコツ
毎日のように実施されるレクリエーションだからこそ、「またこれか…」というマンネリ化には要注意です。最初は楽しかった活動も、繰り返すうちに新鮮さが失われてしまいます。
よくあるマンネリの原因と対策は以下の通りです。
内容が固定化されている
→活動内容を「月ごと」や「週ごと」でローテーション化し、定期的に新しい企画を取り入れる。
担当者の好みが偏る
→チームで企画を回す仕組みにし、さまざまなアイデアを取り入れることで偏りを防げます。
利用者の反応を記録しない
→「楽しかった」「疲れた」などの反応を記録し、次回に活かすフィードバック体制をつくる。
また、継続して楽しんでもらうためには「期待感」を生み出すことが重要です。
次回の内容を事前に伝える(「来週は○○をやりますよ!」)
季節やイベントと関連づける(七夕、敬老の日、節分など)
小さな達成感や表彰制度を取り入れる
変化を感じられる工夫を少し加えるだけで、継続率はぐんとアップします。
▶︎6. まとめ:レクリエーションは心の元気を引き出す時間
6.1 活動を通じた笑顔と生きがいづくり
デイサービスにおけるレクリエーションは、単なる時間つぶしではありません。
毎日の暮らしの中に「楽しみ」や「笑顔」を生み出す貴重な時間です。
日々の活動のなかで、こんな変化が見られることもあります。
以前よりも笑顔が増えた
他の利用者と自然に会話するようになった
活動後に「またやりたい」と自発的に話すようになった
こうした変化は、身体的なリハビリとは違う「心の元気」に直結しています。
特に、高齢になると生活に変化が少なくなりがちですが、レクリエーションによって新しい刺激を得られることで、生活全体にハリが出てくるのです。
レクリエーションは、利用者一人ひとりの「生きがいのきっかけ」になっているんです。
6.2 サービス選びのポイントと安心感
これからデイサービスを選ぶ方にとって、「どんな活動をしているか」は大きな判断材料の一つです。
レクリエーションが充実していると、以下のような安心感があります。
利用中の時間が有意義に過ごせる
身体や脳の機能維持につながる
他の利用者との交流が自然に生まれる
選ぶ際には、次のポイントも意識しておくと安心です。
レクリエーションの内容や頻度が明確に紹介されているか
利用者の状態や希望に応じた対応ができているか
スタッフの声かけや関わり方に温かさがあるか
施設によっては、公式ホームページやSNSで活動の様子を発信しているところもあります。事前に情報を確認することで、「ここなら楽しめそう」と感じられる施設に出会える可能性が高まります。
6.3 「デイサービスときめき倶楽部」の取り組み紹介
福島県いわき市小名浜にある「デイサービスときめき倶楽部」では、利用者の健やかな在宅生活を支えるために、日々充実したレクリエーションや介護サービスを提供しています。
主な特徴は次の3つです。
充実のサービス提供
経験豊かな専門職が在籍しており、利用者一人ひとりに合わせたプランを立案。健康の維持や生活の充実、そして生きがいの向上をサポートしています。
ケアの質の向上にこだわる体制
利用者の安心と満足を最優先に考え、専門知識と実績をもつスタッフが丁寧に対応。日々の生活がより快適になるような支援が行き届いています。
理念に基づいた前向きな支援
経営理念は「Believe in yourself, Let's try again(自分を信じてもう一度やってみよう)」。この理念のもと、困難や挑戦を乗り越えていくための支援が提供されています。
また、デイサービスときめき倶楽部では、レクリエーション活動を通じて心身の健康を促進し、家族の介護負担の軽減にも取り組んでいます。地域密着型の運営スタイルで、いわき市小名浜の方々にとって安心して通える存在となっています。
サービスに関するお問い合わせやご相談は、月〜土曜日8:30〜17:30の間で対応しています。
▶︎デイサービスのことならときめき倶楽部にお任せください
福島県いわき市小名浜で通所介護サービスを提供する「デイサービスときめき倶楽部」では、利用者一人ひとりの健やかな在宅生活を全力で支援しています。
経験豊かな専門職が在籍し、充実したレクリエーションと丁寧なケアで、安心と生きがいのある毎日をサポートしています。
サービスに関するお問い合わせは公式サイトからどうぞ。
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