リハビリ特化型デイサービスとは?効果・特徴・選び方を徹底解説
- 株式会社アゲイン
- 5 日前
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▶︎1. デイサービスのリハビリとは?基本を押さえよう

1.1 「リハビリできるデイサービス」とは?その特徴を解説
「デイサービス=高齢者が日中過ごす場所」と考えていませんか?
たしかに食事や入浴などの支援を中心にした施設も多いですが、最近はリハビリに特化したデイサービスも注目されています。
リハビリ型デイサービスの特徴はこんなところにあります。
理学療法士(PT)や作業療法士(OT)など専門職が常駐
個別に組まれたリハビリメニューがある
マシンや平行棒などの機能訓練設備が整っている
リハビリ内容が「生活機能の維持・改善」に直結している
「日中通うだけで、体を動かして生活力を取り戻せる」そんな現実的な支援が受けられるのがリハビリ型の魅力です。
こんな誤解や失敗、ありませんか?
リハビリ型を選ぶうえで、よくある失敗がいくつかあります。
「どの施設でも同じ」と思い込む
→実際には施設ごとに力を入れている内容が違います。運動中心か、生活動作中心かも大切な違いです。
「通わせれば勝手に良くなる」と考えてしまう
→利用者本人のモチベーションと、スタッフのサポート力の両方が大事です。
「最新設備がある=いい施設」と誤認する
→設備よりも「活用できているか」「その人に合っているか」が大切です。
リハビリ型デイサービスは、単に機械を使う場所ではありません。
生活の質を支える視点と、継続できる工夫があるかどうかが重要なんです。
1.2 デイサービスで行われる主なリハビリ内容
では実際に、どんなリハビリが行われているのでしょうか?
多くのリハビリ型デイサービスでは、以下のようなプログラムが提供されています。
歩行訓練・筋力トレーニング
→足腰を鍛え、転倒リスクを下げる目的があります。
関節可動域訓練やストレッチ
→拘縮(関節が固くなること)を防ぎ、体の柔軟性を保ちます。
日常動作訓練(ADL訓練)
→着替えやトイレ動作など、「自分でできる」力をサポートします。
脳トレや認知機能向上プログラム
→記憶力や判断力の低下を防ぐ目的で、ゲーム形式や会話型が多いです。
日常生活に直結する内容が中心で、ただの運動ではなく「生活力を支える訓練」が組まれているのが特徴です。
1.3 通所リハビリ(デイケア)との違いとは?
似たような名前で混同されやすいのが、「通所リハビリ(デイケア)」です。
デイサービスと何が違うのでしょうか?
比較項目 | デイサービス | 通所リハビリ(デイケア) |
運営主体 | 介護施設や民間事業者 | 医療機関が中心 |
リハビリ内容 | 軽度~中度、日常生活重視 | 医学的・専門的な訓練中心 |
スタッフ構成 | 介護職・一部リハ職 | 医師・PT・OT・STなど常駐 |
対象者 | 要支援~要介護の高齢者 | 医療的ケアが必要な高齢者 |
このように、デイサービスは生活支援寄り、デイケアは医療寄りという違いがあります。
「日常生活の維持・改善」が目的なら、リハビリ型デイサービスはバランスの良い選択肢です。 一方で、病後の回復や医師の管理が必要な場合はデイケアが適しています。
▶︎2. デイサービスで提供されるリハビリの具体例

2.1 身体機能を維持・改善する運動療法とは
リハビリ型デイサービスの中心となるのが運動療法です。
これは「ただ身体を動かす」のではなく、目的を持って筋力や柔軟性、バランス感覚などを高める訓練です。
主に行われるのは以下のような内容です。
下肢筋力トレーニング(スクワット・足上げ運動など)
平行棒を使った歩行練習
バランスボールなどを使った体幹トレーニング
自転車型エルゴメーターでの有酸素運動
たとえば、「最近、家の中でもつまずきやすくなった」「外出が不安」という方には、転倒予防に特化した下半身トレーニングが効果的です。
こんな失敗、見逃していませんか?
本人が疲れやすく、継続が難しい
→短時間メニューや、椅子に座ったままできる運動からスタートできます。
機械ばかりでマンネリ化してしまう
→体操やレクリエーション要素を取り入れることで楽しく続けられます。
負荷の調整がされていない
→スタッフによる評価とフィードバックがあると、無理なく継続できます。
「できる範囲から、少しずつできることを増やす」運動療法が、生活の質を大きく左右するポイントです。
2.2 日常生活動作(ADL)を高める訓練内容
日常生活動作(ADL:Activities of Daily Living)とは、食事・排泄・移動・着替えなど、毎日の暮らしに欠かせない動きのこと。
リハビリ型デイサービスでは、このADLを向上・維持するための訓練も重視されています。
たとえば、こんな訓練が行われます。
立ち座り・ベッドからの起き上がり練習
トイレでの動作訓練(パンツの上げ下げや立位保持)
台所での動作訓練(お皿洗い、野菜の皮むきなど)
段差昇降の練習や玄関での靴の着脱訓練
このような訓練を通じて、「自分のことは自分でできる」という自信が生まれます。
それが介護度の維持・改善や、家族の介護負担軽減にも直結します。
こんな場面、ありませんか?
朝の着替えに時間がかかる
食事中にスプーンを落としやすくなった
トイレのたびに手助けが必要
このような変化が見られたら、ADL訓練を含むプログラムがあるデイサービスを選ぶ価値は高いです。
2.3 認知機能に働きかける脳トレ・レクリエーション
デイサービスでは、身体だけでなく脳の健康にも働きかける取り組みが行われています。
とくにリハビリ型では、認知機能を刺激するプログラムが充実しています。
よく取り入れられているのは以下のような内容です。
漢字や計算プリント、間違い探しなどの脳トレ
しりとりや連想ゲームなどの会話型トレーニング
音楽を使った回想法(昔の歌を一緒に歌う)
手芸や塗り絵などの創作活動
「楽しく取り組みながら、脳を活性化できる」のが脳トレのメリットです。
よくある注意点としては、
同じメニューの繰り返しで飽きてしまう
難しすぎてやる気をなくす
静かな時間が続き、眠くなる
こういったケースもありますが、レベルに応じたプログラム設計があれば、効果的に継続できます。
脳トレの時間は、利用者同士が自然に会話したり笑顔になれる貴重な時間。
孤立感を減らし、前向きな気持ちを育てる効果も期待できます。
2.4 集団リハビリと個別リハビリの違いと選び方
リハビリ型デイサービスでは、「集団リハビリ」と「個別リハビリ」の両方が行われることが多いです。
それぞれの特徴を理解し、自分に合ったものを選ぶことが大事です。
種類 | 特徴 | 向いている人 |
集団リハビリ | 10名前後で同時に体操やトレーニングを行う | 他者との交流が好きな人、モチベーションを保ちたい人 |
個別リハビリ | 理学療法士などが1対1で対応。個人の目標に合わせた内容 | 集中して取り組みたい人、特定の機能回復を目指す人 |
集団は楽しく継続しやすく、個別はより専門的なケアができるという違いがあります。
選ぶときのポイントは以下の通りです。
本人が人との関わりを好むかどうか
現在の身体機能の状態
目指すゴール(歩けるようになりたい、腕を動かせるようになりたい、など)
スタッフと相談しながら、自分に合ったスタイルを見つけることが重要です。
無理なく、楽しみながら続けられることがリハビリのカギです。
▶︎3. リハビリ特化型デイサービスの特徴とメリット

3.1 リハビリ型を選ぶべき人の特徴
すべての方にリハビリ型デイサービスが必要なわけではありません。
でも、次のような傾向がある場合は、リハビリに力を入れている施設を選ぶメリットが大きいです。
要介護・要支援認定を受けているが、できるだけ自立したい
病院でのリハビリが終わったが、日常的な運動を続けたい
「このままだと寝たきりになるかも」と心配している
最近、足腰が弱くなった、歩くのが不安になった
このような悩みを抱えている方にとって、継続的なリハビリは“生活の土台”になります。
よくある判断ミスとしては、
「まだ大丈夫」と本人が過信してしまう
「デイサービスは楽しむ場所」と誤解してしまう
病院でのリハビリが終了=回復したと思い込む
これらは要注意です。
自分で歩けるうちから“できるを増やす”リハビリを取り入れることが、結果的に介護度の進行を防ぐ近道です。
3.2 専門スタッフによるサポート体制
リハビリ特化型デイサービスの大きな強みは、専門性の高いスタッフによる支援が受けられることです。
代表的なスタッフ構成は以下の通りです。
理学療法士(PT):筋力や関節の動きを中心とした訓練を担当
作業療法士(OT):日常生活に必要な動作訓練や手先の機能訓練を担当
言語聴覚士(ST):発声や嚥下、コミュニケーション機能の改善を支援
介護スタッフ:リハビリ以外の生活面もきめ細かくサポート
専門職が揃っていることで、医療的な視点も含めたリハビリ支援が可能になるのです。
たとえば、こんな場面で違いが出ます。
「立ち上がるときに膝が痛い」と言えば、PTがフォームを見直してアドバイス
「箸を使いにくくなった」と言えば、OTが生活動作訓練で工夫を提案
「飲み込みづらい」と訴えれば、STが訓練や食事形態を調整
このように、体の不調を放置せず、専門的にアプローチできる環境が整っています。
3.3 自立支援と生活の質向上につながる効果
リハビリ型デイサービスの本質は、「できないことを補う」のではなく、「できることを増やす」支援にあります。
その結果として、利用者本人の生活の質(QOL)が大きく向上します。
たとえばこんな変化が生まれます。
トイレを自分でできるようになる
ベッドから一人で起き上がれるようになる
椅子から立ち上がるのがラクになる
転倒せずに散歩ができるようになる
これらは、ほんの少しの変化かもしれませんが、本人にとっては「自信を取り戻す第一歩」なんです。
生活の質が向上すると、以下のような好循環が生まれます。
身体を動かす習慣がつく
表情が明るくなる
人と関わる意欲が出てくる
家族の会話が増える
リハビリは体だけでなく、心や人間関係にも良い影響を与える力があります。
3.4 家族の介護負担を軽減できる理由
家族にとっても、リハビリ型デイサービスのメリットは大きいです。
「安心して任せられる環境」と「介護の負担軽減」が、同時に得られるからです。
よくあるご家庭の悩みとしては、
在宅介護で体力的・精神的に限界を感じている
仕事と介護の両立が難しくなってきた
「ちゃんと運動してほしいけど、自分ではさせられない」
このような状況で、リハビリ型の施設を利用することで、以下のような効果が得られます。
利用者が体を動かしている時間、家族は休める
リハビリの成果で、家の中での介助がラクになる
介護に関するアドバイスをスタッフからもらえる
また、家族が孤立しないことも大切です。
施設と情報共有することで、「今後どう支援していけばいいのか」が明確になり、不安も軽くなります。
リハビリ型デイサービスは、本人の自立だけでなく、家族全体の生活を支える存在になってくれます。
▶︎4. リハビリ重視でデイサービスを選ぶときのチェックポイント
4.1 リハビリ設備やプログラムの内容を確認しよう
リハビリ型デイサービスを選ぶ際、最も見ておきたいのが「設備」と「プログラム内容」です。
見学やパンフレットだけではわかりづらい部分もあるので、具体的にチェックしておきましょう。
たとえば、以下のポイントを確認してみてください。
どんなリハビリ機器があるか(平行棒、エルゴメーター、昇降台など)
個別リハビリの時間や頻度は?
運動以外の訓練(ADL、認知機能など)も含まれているか?
プログラムの内容に更新や変化があるか?
こんな失敗、ありがちです。
設備は整っているのに、実際は使われていない
運動が「体操」のみで専門的リハビリがなかった
全員が同じ内容をこなしているだけだった
「見た目の充実感」ではなく「中身の質」を重視することが、納得できる選択につながります。
4.2 スタッフの専門性や対応力は重要
設備と同じくらい大切なのが、スタッフのスキルと人柄です。
実際に関わる人たちの対応が良ければ、継続もしやすくなります。
確認しておきたいポイントはこちら。
理学療法士や作業療法士が常駐しているか?
リハビリの内容を説明してくれるか?
利用者の変化に気づき、プログラムを柔軟に調整しているか?
介護スタッフと専門職が連携しているか?
よくある見落としは、
スタッフの人数は多いが、専門職は少ない
対応が事務的で、個別の相談に乗ってもらえない
本人の様子を家族に共有してくれない
スタッフとの信頼関係が、リハビリ継続のカギになります。
また、初回の見学時に「挨拶があるか」「笑顔が多いか」など、雰囲気を見ることも大切です。
4.3 実際の利用者の変化を見極めるには?
「この施設、本当に効果あるの?」と思ったら、実際に通っている方の様子を観察するのが一番です。
以下の点に注目してみましょう。
利用者が主体的に動いているか?
表情に活気があるか?
体の動かし方に変化が出ているか?
声かけや指導が丁寧か?
ありがちな見落としポイントとしては、
スタッフの声かけばかりで、利用者は受け身のまま
同じ動作の繰り返しで、成長や改善が感じられない
訓練の合間の時間が無駄になっている
利用者が「なんとなく通っている」のか、「目標をもって通っている」のかは、施設の質を見極める材料になります。
「自分の家族がここに通ったらどう感じるか?」と想像してみることが、良い判断につながります。
4.4 無料体験や見学を活用するコツ
最後に重要なのが、無料体験や見学の活用方法です。
紙の資料や電話対応だけではわからない“リアルな空気感”を、自分の目で確かめられます。
効果的に活用するコツはこちらです。
プログラムの時間に合わせて見学する(運動や訓練が見られる時間帯)
質問したいことを事前にメモしておく
実際にリハビリを体験させてもらえるか確認する
送迎や昼食の内容もチェックする
こんな注意点もあります。
見学時だけスタッフの対応が良く、普段は違う可能性がある
説明を受けただけで体験しないまま契約してしまう
体験後のフォローやプラン説明が曖昧なまま終了する
「なんとなく良さそう」ではなく、「ここなら続けられそう」と思えるかどうかが大切です。
1〜2施設を比較してから決めると、失敗しにくくなります。
▶︎5. デイサービスときめき倶楽部の取り組みと魅力
5.1 自分らしい生活を支える個別対応のサービス
「デイサービスときめき倶楽部」では、利用者一人ひとりに寄り添ったサービス提供を大切にしています。 年齢や身体の状態、生活環境に合わせて、その人にとって必要なサポート内容を柔軟に調整。
たとえば、食事や排泄のサポートが必要な方、安心して入浴したい方、日中を穏やかに過ごしたい方など、それぞれの暮らし方を尊重した支援が行われています。
「その人らしさ」を守りながら、快適で安心できる生活を応援している点が大きな特長です。
5.2 安心を生む、経験豊かなスタッフのサポート
ときめき倶楽部には、介護経験が豊富な専門職スタッフが在籍しています。
日々の対応のなかでも、「利用者の声に耳を傾け、心に寄り添うケア」を意識しているのがポイントです。
また、何か困ったことがあれば、すぐに相談できる距離感も安心材料のひとつ。
施設での時間だけでなく、ご家庭での様子まで意識してサポートする姿勢が、信頼につながっています。
「ここなら任せられる」――そんな声を支えているのが、このスタッフの質の高さです。
5.3 明るく楽しい時間を過ごせる施設環境
「ただ通うだけの場所」ではなく、毎日が少し楽しみになるような環境づくりも大切にされています。
季節の行事や創作活動、会話を通じた交流など、日々に彩りを添える工夫が満載です。
施設内は、清潔で過ごしやすい空間が整っており、ロッカーや更衣室、休憩室なども完備。
生活の中で「ホッとできる」「気兼ねなく過ごせる」ことが、心の健康にもつながります。
また、公式SNSでは活動の様子が発信されており、ご家族にも日々の様子が伝わる安心感があります。
5.4 地域とともに歩む、信頼される介護サービス
「デイサービスときめき倶楽部」は、福島県いわき市小名浜に根ざした地域密着型の通所介護サービスです。
地域の方々が、住み慣れた場所で安心して暮らせることを第一に考え、日々の支援を行っています。
その根底には、企業理念である
「Believe in yourself, Let's try again(自分を信じて、もう一度挑戦しよう)」
という想いが息づいています。
震災や困難を乗り越えた経験をもとに、利用者がもう一度前を向き、自分らしい人生を再構築できるよう支援する姿勢が、多くの共感を集めています。
ときめき倶楽部は、単なる介護の場ではなく、前向きな生き方を支えるパートナーです。
▶︎6. まとめ:リハビリを続けるなら、通いやすさと内容がカギ
高齢者の生活を支えるうえで、デイサービスでのリハビリは非常に重要な役割を果たしています。 筋力やバランス感覚を維持することはもちろん、生活そのものの質(QOL)を高めるきっかけになります。
今回ご紹介したように、リハビリ型のデイサービスには次のような魅力があります。
専門職による個別リハビリで「できる」を増やせる
日常生活に直結した訓練で、在宅生活をサポート
楽しみながら継続できるプログラムが充実
家族の介護負担も軽減できる
とはいえ、リハビリの効果は「継続できるかどうか」に大きく左右されます。
そのためには、以下のようなポイントが欠かせません。
通いやすい立地・時間設定
安心して任せられるスタッフの存在
本人が「行きたい」と思える空間づくり
生活に役立つリハビリ内容があること
「無理なく続けられるかどうか」が、最終的にリハビリ効果を左右する一番のカギです。
デイサービスは単なる預かりの場ではなく、「もう一度やってみよう」と思える場所であるべきです。 地域に根ざし、利用者一人ひとりに寄り添ったリハビリを提供する施設を選ぶことで、心も体も前向きな毎日が手に入ります。
▶︎デイサービスのことならデイサービスときめき倶楽部にお任せください
福島県いわき市小名浜で、安心・快適な在宅生活を支える通所介護サービスを提供しています。経験豊富なスタッフが、一人ひとりに合わせた丁寧なケアで毎日をサポート。
ご家族の介護負担を軽減したい方、自立支援に力を入れたい方はぜひご相談ください。
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